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もしも米軍基地近くで国内留学してみたら?

✍️ 小林 拓水

もしも度:🇺🇸🇺🇸🇺🇸

英語を話せるようになりたい。そうしたら、外国人ともコミュニケーションを取れるし、もしかしたらキャリアアップにもつながるかも……!?そう考えるのは、きっと僕だけではないはず。

でも、英語のレッスンはなかなかモチベーションが続かないし、海外留学するとしても仕事を中断しないといけない。そもそもそこまでお金を貯めるのも大変。

そんなとき、ひとつの選択肢があることを知りました。それが「国内留学」。何も海外に行かなくとも、日本国内で毎日英語に触れ続けられる環境をつくれるみたいなんです。そこで、今回は経験者にインタビュー。沖縄県コザ地域で約1ヶ月間、国内留学を体験した大沼旭一さんに話を聞きました。

会社に勤めながらできる国内留学のかたち

ーーそもそも、どうして国内留学しようと思ったんですか?

大沼さん:

海外の人とコミュニケーションを取れるようになったら人生おもしろいと思っていて。もともと国内留学を考える前から外国人講師と契約してマンツーマンで週1回英語のトレーニングを続けていたんだけど、それだけでは上達しなかった。もっと英語が身近にある環境をつくりたいと思ったんですよね。

ーーそれで国内留学を?

大沼さん:

そう。海外に行くよりも安くて手軽ですしね。調べたら平日日中は会社の仕事をしながら、夜間にレッスンを受けたり、外国人の家にホームステイできたりするプランもあることがわかった。幸い今所属している会社はフルリモートでの勤務形態だし、それほど仕事への影響もないだろうと思ったんです。

ーーなるほど。

大沼さん:

そして、選んだのが沖縄。特に米軍基地が近いコザ地域をチョイスしました。外国人が多いエリアだからより英語に触れやすいと思ったんです。まずは英語スクールを併設したシェアハウスに住んで、仕事を終えた後に毎日3時間レッスンを受ける日々を送りました。家賃・光熱費・レッスン料で3万6000円くらいだったから、めちゃくちゃコスパが良かったと思います。

ーー沖縄で暮らせて、英語も学べて3万6000円!?かなり破格……

大沼:

シェアメイトには現地のシャーマンの人がいて占ってもらったこともありました。それだけでもかなりディープな体験でしたね(笑)。ちょうど管理人さんが在留外国人宅へのホームステイをあっせんする仕事もしていたので、彼の紹介で週末はアメリカ人の家に滞在することにしました。

沖縄の退役軍人の家でホームステイ

ーー実際にホームステイしてみていかがでしたか?

大沼さん:

かなり英語の濃度は高まりましたね。たまたま僕を受け入れてくれたホストがお酒が大好きで、毎晩カラオケバーに連れ出してくれるんです。週末のコザって、米軍基地で働く人たちが一斉に飲みに出かけるからすごい賑わいになる。まるで金曜夜の六本木みたいな(笑)。しかも、そのほとんどが外国人たちだから、バーでの会話はすべて英語。強制的に英語を話さないといけない環境に飛び込まされました。

ーーまるで海外みたいだ……!

大沼さん:

「どんな仕事してるのか?」「どうしてここに来たのか?」とか、当たり障りない会話だけど、お酒の場だし何かしら話題についていかないといけない。とにかく英語を絞り出しました。

ほろ酔いの大沼さん

ーーちなみに日中は、どんなことを?

大沼さん:

僕のホストも、もともと米軍基地で働いていた退役軍人。だから、米軍基地内を案内してくれました。

ーーえ!米軍基地内に入れる!?

大沼さん:

実は米軍関係者に連れて行ってもらえれば可能なんですよ。基地内は、「本当にここが日本なのか?」と思いましたね。スーパーや映画館、レストランなどもあって、映画で観るような「これぞアメリカ!」な街並みでしたね。

国内にいても”英語脳”はつくれる

ーー濃い経験を終えて数ヶ月経ちますが、国内留学を振り返ってみていかがですか?

大沼さん:

海外だろうが日本国内だろうが、外国人の家に暮らすことができれば、英語を学ぶ環境としてはそれほど大差ないと思っていて。大切なのは、一日中英語を話さないといけない状況に自分を追い込むこと。その観点では、日本国内で外国人の家にホームステイするのは、いい選択肢だと思いますね。

ーーやっぱりホームステイの経験は大きかったと。

大沼さん:

レッスンもいいですけれど、いつでも日本語に戻れる環境だと”英語脳”になりきれないというか。自分からコミュニケーションを取らざるを得ない状況の中で「英語で何て言ったらいいんだろう」と24時間考え続け、伝えようとする癖をつけることが大切だと思うんですよね。僕の場合は、連れ出してもらったお酒の場がかなり修行になりました(笑)。

ーー脳みそも、肝臓も、鍛えられそうだ……!

大沼さん:

お酒もコミュニケーションツールのひとつですから。

もちろん英語を習得するのに継続的な学習が必要なのは前提とした上で、”英語脳”をつくりたかったら国内留学してみるのはおすすめですよ。

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✍️書いた人

小林拓水(こばやし・たくみ)

「toishi」という屋号で活動しているコピーライターです。1990年生まれ。長野と東京を行ったり来たりしながら暮らしています。パンが大好き。